2024/12/24 2024-25年 年末年始受注・発送のご案内
明治時代に本県庄内町(旧余目町)で阿部亀治氏が育成した水稲品種「亀の尾」は、品種改良の交配親として盛んに用いられ、その良食味性が「コシヒカリ」や「はえぬき」に引き継がれています。
この本県育成品種である「はえぬき」は、平成3年に育成され、収量・品質が安定していることから、いもち病に弱く倒れやすかった「ササニシキ」に代わり、瞬く間に県の主力品種に駆け上がりました。しかし、全国的に「コシヒカリ」の作付けが拡大していく中で、生産者からさらなる良食味品種が求められてきたことから、極良食味系統の開発が急がれました。
そこで、平成10年から「つや姫(山形97号)」を山形県立農業試験場庄内支場(現 山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場)において育成しました。
育成期間を短縮するために、暖房した世代促進ハウス内で冬期間も栽培しました。また、ほ場での栽培では苗を一本ずつ植え、病気に強いか、収量が穫れそうか毎日観察しながら選抜しました。育成世代の早い段階から実際にご飯を炊いて食味試験を行いました。
こうして、10万分の1の確率で選抜された本県オリジナル品種「つや姫(山形97号)」は、「亀の尾」の良食味性を引き継いで誕生しました。
白米の鮮度は玄米を精米し白米にした時点から酸化が始まり鮮度が落ち始めます。白米を美味しく食べれる目安(期間)ですが保管状態により異なりますが下記記述をご参考下さい。
白米の購入に当たっては1ヵ月で消費できる量を買い、一度に大量に買う事はお勧めできません。
新米とは収穫されたその年のうち(9月~12月)に精米されて包装された白米。水分を多く含んでいるためにみずみずしく、柔らかで甘みも香りも良いという特徴があります。
米の包装表示について意外と知られていませんが、白米(玄米)は賞味期限の表示義務が無い食品です。美味しさを保てる期間は保存状態によって大きく変わるので、一律に期限を設けても意味がないという理由です(アイスクリームも同じ)。ただし、JAS法で「玄米及び精米品質表示基準」により、「生産年」と「精米年月日」の表示が義務付けられています。
米の包装表示米の包装には、JAS法に基づき、以下の表示義務がああります。
お米の保管方法白米は高温多湿の場所に保管すると白米の酸化がすすみ品質の劣化が起きます。また、虫が発生する原因にもなります。
できるだけ、風通しがよく、涼しく、暗い所(15℃以下で湿度変化が少ない場所)で保存してください。密閉出来るタッパー等の容器に小分けにし、冷蔵庫の野菜室で保存するのが理想的です。
お米(玄米)の等級政府が購入する米は、農産物検査法第3条に基づき、米穀の生産者がその生産した米穀について、品位等検査等が義務的づけられています。このとき、それぞれの米は、政府の承認を得た検査員、もしくはその資格を持つ検査員によって、1等・2等・3等・規格外と格付けされます。
※規格外・・・1等から3等までのそれぞれの品位に適合しない玄米であって、異種穀粒および異物が50%以上混入していないもの。
特別栽培米(特別栽培農産物)は、節減対象農薬と化学肥料の両方を山形県内の慣行的に使用されるレベル(慣行レベル)の5割以下にして作る農産物です。
特別栽培米の場合、山形県の慣行レベルの節減対象農薬使用回数(成分回数)20回の5割以下、つまり10回以下で栽培します。
特別栽培米は、化学肥料(窒素成分)の使用量も慣行栽培の5割以下にすることが必要とされています。10a当たり化学肥料(窒素成分)の使用量は慣行レベル6.12kgの5割以下、つまり3.06kg以下で栽培します
ごはんをふっくらツヤツヤにおいしく炊くコツは、お米に十分水を吸わせることです。
一般的に夏場で30分以上、冬場で1~2時間を目安とされていますが、気温が高い時は水道水も温かくなってしまいますので、冷たい水に浸すのがおすすめです。
お米の吸水速度は水温によって異なり、水温が高いと早く吸水し、低いとゆっくり吸水します。
お米はゆっくりと吸水させると、ふっくらとしたおいしいごはんになります。
気温が25℃以上ある夏日は、冷たい水で炊くとおいしく炊きあがります。ぜひお試しください。